建築塗装全般
「塗り替え」のポイントは塗料の選択です。
塗料は種類によって耐久性、価格が大きく異なります。 一般的にアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素という種 類があり、価格と耐久性は比例します。塗装の材料費よりも足場や下地補修などの人件費の割合が高いので、長期的に見れば、工事回数を少なくで きる耐久性の高い塗料を使ったほうが、お得な場合もあります。
住まいのメンテナンスサイクルを考えて塗料を選びましょう。お気軽にご相談ください。
価格 | 種 類 | 特 徴 |
安い
↑ 高い |
アクリル樹脂塗料 | 新築住宅等で使われることが多い塗料 耐久性が低いが、値段は安い |
ウレタン樹脂塗料 | コスト・性能ともにバランスのとれた塗料 耐久性・低汚染・防カビ・防藻塗料 |
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シリコン樹脂塗料 | ウレタンよりも高い性能をもつ最近流行の塗料 超耐久・低汚染・防カビ・防藻塗料 |
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フッ素樹脂塗料 | シリコンよりも優れた最高級塗料、価格も高額 超耐久・低汚染・防カビ・防藻塗料 |
塗り替えの目安
外壁や屋根以外にも、破風板、雨戸・戸袋、雨トイのほか面格子などの鉄部も外壁の色に合わせて専用の塗料で塗り替えることで、ワンランク上の仕上がりになります。基礎部分のカビや藻が気になる場合も塗装で覆い隠してきれいにし、耐候性も向上させることが可能です。
一般的に塗装の耐久性は10年ぐらいといわれておりますが、使用している塗料の種類や施工方法、建築の立地条件によって違ってきますので、建物の劣化状態を定期的にチェックして診断することが重要です。
外壁がモルタル、サイディングの場合、表面をこすって白い粉が付くチョーキングという現象がでてきたら塗膜が劣化している状態です。また、クラック(ひび 割れ)やカビ、藻の付着物も要注意です。
家の構成部材であるコンクリート、木材、プラスチック、鉄やアルミニウムなどの材料は、放置していると腐食・腐 朽・分解等の劣化が進みますので、塗料(塗膜)は、それを防ぐ重要な役割をもっています。
屋根、外壁の劣化は、美観だけでなく建物の耐久性にも大きく影響 します。劣化の兆候があれば、早目の補修や再塗装をおすすめします。
外壁:吹き付け | 6~10年 |
外壁:サイデイング | 10年 |
外壁:ALCパネル | 10年 |
屋根:カラートタン | 5~8年 |
屋根:スレート(コロニアル) | 10年 |
木部 | 3年 |
鉄部 | 3年 |
実際には紫外線のよくあたる南側や直射日光に当たりづらい北側など、同じ建物であっても面によって劣化の進行度が異なってきますし、風の通りやすい場所や湿気のこもり易い場所など、状況によっても異なってまいります。